生転死転

自分の人生を見直す日記です。自分が見る用です。

いくつかのオナ禁効果の科学的ソース

1. はじめに

 オナ禁についてインターネットで調べると色々な効果が出てくる。その中には疑わしいものも存在する。またオナ禁=都市伝説という人もいる。そこでオナ禁のいくつかの効果について、研究結果をもとに以下に示す。

 

2. 効果

2.1. ニキビ

f:id:seitenshiten:20190304154637p:plain

 

 オナニーをすることによって顔にニキビができた、できやすくなったという声をとても耳にする。逆にオナ禁をすると顔のニキビが消えた、消えやすくなったという声もある。

 この効果は思い込みではない。男性ホルモンが皮脂の分泌を亢進させることは分かっている。オナニーをするとテストステロンと5αリダクターゼという酵素の働きによって、5α位が還元され、ジヒドロテストステロンに変換される。これが皮脂腺を刺激し、皮脂分泌を刺激させる。皮脂がたまり毛穴がつまりニキビができる。 

 ニキビが消えるという効果は本当であった。

source:

https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/5/10/5_447/_pdf/-char/ja

 

2.2. 脱毛症

f:id:seitenshiten:20190304161927j:plain

 

 男性ホルモンは禿げる原因と言われている。実際に男性ホルモンは、前頭部や頭頂部の軟毛化現象を引き起こすことが分かっている。

   仕組みは、テストステロンが5αリダクターゼによってジヒドロテストステロンに変換される。そして脱毛部位の毛乳頭がTGF-β1を産生する。これが毛母細胞の増殖を抑制する。

 しかしオナニーをすることによってテストステロンが不足し、その分を補おうと5αリダクターゼが活性化しジヒドロテストステロンの産生するということが防げれば、少なくともオナニーによって禿げることは無くなる。それを防ぐにはオナ禁が良いであろう。アメリカでは若禿げの治療として5αリダクターゼの阻害薬が使われている。

 禿げるのを予防するという効果も信憑性が高い。

source:

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf

2.3. 精神面

f:id:seitenshiten:20190304163224p:plain

 オナ禁をすると自信がつき、堂々とするようになると言われている。この効果を裏付けるかもしれない実験がある。

 実際に南カリフォルニアの学生を使った実験がある。実験当日の朝、学生を2つのグループに分け、一方にはテストステロンを含んだゲル剤、他方にはプラセボのゲル剤を与えた。そして午後にアパレルブランドを選ばせるというタスクを課した。

 結果はテストステロンを含んだゲル剤が与えられたグループは、もう一方のグループに比べステータスの高いブランドを選ぶ傾向が高かった。

 これはテストステロンによってハイブランドの物を持つ自信がついたのかもしれないが、この実験ではそこまでは分かっていない。

 

 またテストステロンは鬱をも予防するかもしれない。加齢に伴ってテストステロン値が低下していくことをLOL症候群というが、LOL症候群にはうつ病の患者が多いという。

 以上より自信がつくという効果も信憑性がある。

source:

https://www.nature.com/articles/s41467-018-04923-0

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/102/4/102_914

2.4. 筋肉

f:id:seitenshiten:20190304165356p:plain

 オナ禁と筋トレの相性はとても良い、テストステロンが筋肉をつきやすくすると言われている。

 実際にテストステロンは、筋肉細胞でのタンパク質合成の増加、タンパク質分解の減少、筋サテライトセルの活性化、脂肪細胞増大の抑制といった働きをする。タンパク質は筋肉の基本的な要素である。 サテライトセルは細胞の基底膜と筋鞘の間に存在し、活性化されると既存の筋繊維と結合し筋繊維を太くする。

 しかしテストステロンを注入したラットの筋肉が発達したという実験もあれば、別の研究では骨格筋肥大にはテストステロンは関係ないと、結論付けているものもある。

 以上よりテストステロンと筋肉の関係はまだしっかりとは分かっていない。筋肉が発達したといってもそれはラットの実験であるため、人間にも同様の効果があるとは分からない。

source:

http://www.mens-health.jp/726

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/36/4/36_KJ00003391837/_pdf/-char/ja

2.5. 顔つき

f:id:seitenshiten:20190304170900p:plain

 オナ禁によって顔つきが精悍になるという効果も耳にする。顔の印象の研究によってこのことも明らかになった。

 男性はテストステロンの作用によって、下顎が肥大、鼻や頬骨が高くなり、彫が深く、眉筋の隆起に伴い、相対的に目が細くなると分かった。これがどんな顔か具体的に想像するのは難しいが鼻が高くなる、堀が深くなる、眉筋の隆起、目が細くなるは精悍のイメージに近いと感じる。目が細くなるのはキリッとするということなのかもしれない。

 顔つきが変わるという効果も本当の可能性がある。

source:

http://repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/11266/5596/1/nenpo06_p035_kushima_etal.pdf

2.6. 体臭

f:id:seitenshiten:20190304172241p:plain

 オナ禁によって体臭が臭くなくなる、逆に甘い匂いがすると言われている。

体臭は皮膚の雑菌によって、汗・皮脂・垢が分解され、発生したガスである。

2.1.で記述した通り、オナ禁は皮脂を抑えるため体臭が抑えられるのかもしれない。

しかし、甘い匂いについてはこれでは説明できないため、別の研究を取り上げる。

 ワオキツネザルは繁殖期特有の行動として、敵対するオスの威嚇や、メスに対するセックスアピールの際に、自身の前腕腺の匂いをこすりつけた尻尾を相手に向けて振る。このオスのワオキツネザルが繁殖期に使用する前腕腺分泌液に対してメスの行動を観察したところ、より長く匂いを嗅ぐことが観察された。次に非繁殖期のワオキツネザルに対してテストステロンを投与し、疑似繁殖期状態にする。するとメスは疑似繁殖期状態のオスに対して、繁殖期の時と同様、より長く匂いを嗅いでいた。また人間がこの分泌液を嗅いだところフルーティ・フローラルな香りがした。

 以上のことは動物実験の段階だが、オナ禁によってテストステロンが高まり甘い匂いがするという効果の信憑性は高まった。またフルーティ・フローラルな香りという点でも甘い匂いと似ている部分はある。

 以上より、体臭の効果について全くの嘘とは言い切れない。

source:

http://www.jsac.or.jp/~gc/pdf/GC355_01_shirasu.pdf

 

3. テストステロンを高めるにはどうすれば良いか?

 テストステロンを高める方法は多くの場所で語られている通り、睡眠・食事・運動である。睡眠においては早寝早起きである。食事はバランスよく食べる。運動は筋トレなどが良いかもしれない。

 ちなみに亜鉛はテストステロン値を上げるとよく言われているが、そうではない。本当は5αリダクターゼの反応を抑制し、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのを防いでいるのである。

 

4. 最後に

 オナ禁は都市伝説とも言われてきたが、そうとも言い切れないと、これまでの研究結果から分かった。特に体臭については動物実験であるが、オナ禁効果と似ている点が多くあり驚いた。

 仮にオナ禁効果が全てデタラメだと証明されても、オナニーをやめてその時間を勉強や運動など、ためになることに使うほうが明らかに生産的であるため、僕はオナ禁をすることにしている。